14th 6月
きゅぽらスポーツコミュニティはどうやって生まれたのか?
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活動を始めたきっかけと継続的に開催している理由
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主催者自身、学生時代は野球をやっていましたが、部活引退後、 今まで当たり前にやっていたスポーツをする環境を見つけづらいこ とを痛感しました。
そこで、フィットネスクラブに行ったり、 一人でジョギングしたりもしましたが、団体スポーツに打ち込んでいた自分にとっては、 運動不足解消にはなっても、いまいち楽しめませんでした。
また、活動している団体は、 地域にたくさんありますが、
「募集年齢が限定されていて該当しない」
「 募集しているレベルやポジションが限定されていてそもそも初心者は入れない」
「開催日が平日のみだったり、場所が駅から遠く通うのが厳しい」
という声も聞いてきました。
このようなことから、初めての人( 特に初心者やブランクのある方)が一人で気軽に参加できる場は限られていると感じていますし、こうした団体のあり方によって、 世の中に運動不足の人があふれているのだと思っています。
そして、「初心者でも大丈夫でしょうか?」と質問され、足を引っ張って迷惑をかけないか心配される方も多いです。
その背景には「スポーツ=経験者がやるもの、勝ち負け重視」 といった日本旧来の価値観が根強く残っていることも伺えます。
このような現状を変えたいと思い、年代やレベルを問わず、誰でも参加できる場にしていますし、
大会には出ず、セルフジャッジ式で勝ち負けにはこだわらないからこそ、出身地や国籍も幅広い皆さんに集まっていただき交流を楽しむこと ができています。
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運動不足と並ぶもう一つのニーズ
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運動機会の創出に加えて、きゅぽらスポーツコミュニティが担っている役割が、仲間づくりの機能(=コミュニティ機能)です。
ちなみに、他のサークルで経験することとして聞いているのが、下記のようなことになります。
・誰も話しかけてくれない
・チーム決めがアバウト(個々のレベルが配慮されない)
・そもそも申し込んでも返信がなかった
・準備をする人が一部の人に限られる
・開始時の集まりが悪く、なかなか始まらない
・(未就学児の)子連れ参加をお断りされる
もちろん全てのサークルがあてはまるわけではないと思いますが、、
結局このようなことが起こるのは、主催者が、
運営<自ら楽しむ
になっているからだと想像します。
もうすでに見られたかもしれませんが、一般のクラブとはこんな感じで違いがあります。
したがって、スポーツを楽しみながら、交流も楽しむ場というのは、これまでありそうでなかったんだと思います。
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石井自身のコミュニティへの思い
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それでは、何でコミュニティということを大事にしているか?ということですが、いくつか理由があります。
一つには、川口という立地があります。
東京から近く、東京で働いて寝に帰ってくるだけという”埼玉都民”が多いですし、川口に引越してきた人が、 居場所を見つけづらいように感じていました。
私自身、川口出身ですが、大学時代に茨城へ住んでいた時に逆の経験をしたので、
暖かく迎え入れる存在が地域には必要だし、そういう存在になりたいと思っていました。(近隣の地域も含みます)
また、もう一つの理由として、社会人になりたての25歳くらいの頃にミュージカルに一度だけ出演したことも影響しています。
ミュージカルと言っても、 劇団とかではなくNPOが主催しているもので、当時、自身が営業職で、正に売れない営業マンだったので、自己表現力を高めたかったというのが一番の理由でした。
当時、会社の人には、
「社会人なりたては仕事に集中しろ」
と言われたものですが、
土日にこのNPOで活動していたことが自身にとっては、(少し大げさかもしれませんが)心の支えになっていたので、コミュニティというものの大事さを痛感しています。
また、スポーツコミュニティの運営にあたっては、インターネット集客のことや効率的な運営方法、仕組み化やツールなど、様々なことを有料で勉強してきましたが、
最初に学んだのは(通ったのは)、コミュニティ運営でもありました。
こうして、スポーツを楽しむことで、仲間もつくりやすいと思っていますし、一人ひとりの居場所になればと思っています!
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普段の仕事は?
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フットサルやバレーボール、バスケ、バドミントン、Baseball5などの活動も仕事の一貫でやっていますが、サラリーマンを辞めて10年以上が経ちました。
平日は市内の小学校の放課後の時間や児童発達支援教室で、運動プログラムを提供させていただ いたり、西川口駅近辺でレンタルスペースを運営していたりしていますが、
その他に、イベント(主に体力測定や子ども向けのスポーツレク)の依頼で関東圏のみならず、名古屋、大阪、 仙台などからも呼んでいただいたり、
自治体職員や教員向けに研修を担当させていただいたこともあります。
また、平井理央さんがパーソナリティを務めるラジオ番組に出させていた だき、きゅぽらスポーツコミュニティの活動を紹介させていただいたり、
小島よしおさんと運動会を一緒に進行したり、シンガーソングライター秦基博さんのデビュー15周年記念動画や乃木坂46の番組でスポーツテストの実施をお手伝いするという経験もさせていた だきました。
体力測定のこれまでのメディア掲載歴はこちら↓↓
https://note.com/yoriai/n/n66c24de42fa5
このように社会的な課題も意識しつつ、ユニークさやおもしろさにもこだわって活動をしています。




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