05th 2月
総合型地域スポーツクラブの現状と課題を突破するための打開策は?
こんにちは。
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2011年に総合型地域スポーツクラブであるきゅぽらスポーツコミュニティを立ち上げ、丸10年になる石井です。
その他の略歴はこちら↓↓
.・小学校放課後子ども教室のコーディネーター(6年目)
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・(未就学児対象の)児童発達支援教室で運動プログラムを実施(約3年)
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・スポーツコミュニティで出会ったメンバーと一緒にまち活かし会社を設立、現在レンタルスペース&コミュニティスペースを運営(3年目)
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・立ち上げ初期にNPO法人ETICのSVSM(社会起業家支援プログラム)に選ばれる
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・中・高と野球部で、中学は主将だった一方、高校はほぼ試合に出られずに裏方だったが、最後の夏に奇跡的にベンチ入り
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・大学3年~4年の一時期は、つくば・川口・ひばりが丘の3拠点生活
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・大学時代に起業を志すも失敗し、卒業間近から就職活動スタート
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・就職1社目は、売れない営業マンで表現力を磨くためにミュージカル参加
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・高校の伝統行事50kmマラソン、高校3年間は途中で歩いてしまったが、32歳でOB参加して途中で歩くことなく完走する
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・33歳で(最高気温37度だった)真夏のフルマラソン(チャレンジ2020、公園の周回コースを46周)完走
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・宮城県石巻市でヘドロの除去作業や長崎から熊本へカーシェア用の車を運ぶなど震災ボランティアも行い、あと4県で全国制覇
これまで、他の総合型地域スポーツクラブの関係者の方から勉強させていただく機会もありましたが、クラブの代表的な課題として挙げられるのが、
・会員の確保(増大)
・財源の確保
・指導者の確保(養成)
の3つとなっています。(文部科学省スポーツ・青少年局スポーツ振興課の資料より)
その課題を乗り越えるべく、個人としては、下記の2つのスキル習得に力を入れてきました。
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1.マーケティング
これは、会員を増やしていく上でも重要になってきますし、新たな事業で売上を立てるためにも求められるスキルと言えます。
マーケティングの中でも昨今はwebマーケティングで業績を伸ばしてる会社も多いですし、総合型地域スポーツクラブを自立させる上で、webマーケティングは必須スキルと言っても過言ではありません。
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2.コミュニティ運営
マーケティングが、新規集客なのに対し、コミュニティはどちらかと言うと、既存集客(=会員の皆さんにより長く会員で居続けていただけるか)の要素が強いですが、それ以外にも、会員の皆さんの要望や困り事から新しい事業を生み出したり、指導者の方々との関係構築という面でも、コミュニティ運営のスキルは重要になってきます。
またコミュニティ運営というと、属人的な要素が強いイメージがあるかもしれませんが、オリジナルのスキルも存在し、今後より重要性が増してくるスキルとも言えます。
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これらを磨いて、今は助成金(toto助成)に頼ることなく、何とか自己財源のみで運営することができるようになりました。
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詳細記事はこちら↓↓
総合型地域スポーツクラブの自立経営&作り方~スポーツで地域活性化(地方創生)する方法~
https://comspo.net/community/sports-management
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しかし何かが足りないと最近感じるようになりました。
それがビジネスモデルの知識になります。
ビジネスモデルという観点で、総合型地域スポーツクラブの収益源は会費収入と言われていますが、それだけでは継続が難しいと思っていて、具体的には下記のようなことをこれまでは意識してきました。
1.支援者を増やす
企業のスポンサーという形もあれば、個人寄付を募る方法も考えられます。
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実際に支援していただくには、情熱を伝える&具体的な目標を数値でしっかりと示すという2点が重要と思います。
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今までは情熱を伝えて何とかなってきた部分もあったと思いますが、企業のコスト感覚はますます厳しくなり、今後は数値でしっかりと表現し、支援者側にもいかにWinをつくれるかがポイントになってくるでしょう。
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2.スポーツ以外のコミュニティビジネスにも取り組む
参考までコミュニティビジネスとは具体的に以下のように分類されています。
福祉/環境/情報サービス/観光・交流/まちづくり/ものづくり/就労支援/子育て支援/生涯学習/芸術文化振興/公益施設管理/科学技術振興を図るものづくり/コミュニティビジネス支援(中間支援)
以前、総合型地域スポーツクラブで助成金に頼らず成り立っているのは指定管理(=公共施設管理)を受託しているところだけというような話を聞いたこともありますが、指定管理に限らず既存のコミュニティビジネスとスポーツの親和性をつくれれば、他のコミュニティビジネスに取り組んでも問題ないと思います。
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※私の場合は、別途まち活かし会社をつくって、レンタルスペースを運営しています
3.他地域にも展開していけるソーシャルビジネスモデルを構築する
例えば、プロスポーツチームの場合、選手や指導者を売りに他の地域へも巡回できると思います。
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こうしてオリジナルの強みをつくれれば、それを起点に他地域へ広げることが可能です。
また、ここでの強みというのは種目に限らないと思ってますので、広げ方もただ広げていくケースもあれば、異なる形に変えて広げていく(現地に合わせてカスタマイズするなど)ケースも考えられます。また現地のコミュニティビジネスと融合させられればより望ましいと言えます。
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※私の場合は、子ども向けスポーツレクイベントの代行事業を他地域展開しています

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しかし、コロナで思うように進められない状況も生まれたりという中で、さらに地域スポーツ×ビジネスモデルの形を追究する必要性を感じるようになりました。
そこで新たに、”研究”と”共創”をテーマとした地域スポーツビジネスモデル研究会を立ち上げ、一緒に地域スポーツの新しい事業について考えられる同志、初期メンバーを募集させていただきます!(研究会を通じて、地域課題や社会課題解決のための持続的な事業アイデアが生まれ、関わる人(担い手)が増えていくことにつながればと思っています)
新しくFacebookグループを作り、そこで当面は月1の頻度でオンラインイベントを開催していきます。
イベントでは毎回、ビジネスモデルの型を紹介し、そこからどんなことが可能かをディスカッションし、最終的に実現可能な形へ落とし込んでいきます。
ビジネスモデルというのは、具体的に、小資本から始められるビジネスモデルを、7種類22分類に体系立てているものがあるので、それを土台に地域スポーツ版や地域版にアレンジしていきます。
実践できる環境がある方は、個々で進めていただき、なければ私が経営しているクラブなどで環境を用意します。
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<参加することでどうなれるか>
☑ビジネスモデルの型を知ることで、既存のビジネスアイデアをブラッシュアップしたり、発想を広げやすくなります。
☑ビジネスモデルの型に触れることで、自分自身の強み(どのビジネスモデルでご自身の力を発揮しやすいか)にも気づけます。
☑実践するためのサポート環境があることで、自己成長につながります。
☑結果的にコラボもしやすくなります。
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<こんな方におススメです>
☑現在スポーツや地域関連事業に携わっているが、行き詰まりを感じていたり、新たに展開していくべく、新しいモデルや仕組みを考えたい方(なかなかそういう時間がとれないという方こそ、強制的に時間をとっていただければとも思います)
☑地域スポーツや関連する事業を立ち上げたばかり、またはこれから携わっていく上で、現場の理解を深め、思考を広げたい方
※最初はスポーツを事例として扱っていきますが、段々とスポーツ以外のもの(=ソーシャルビジネス)を扱っていく可能性もあります
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先日は導入で、地域課題をテーマに第0回の研究会を開催しましたが、参加された方からは、
「新たなアイデアを発想できた」
「漠然と感じていた課題を浮き彫りにできます。」
という感想をいただきました!
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そして3月からいよいよビジネスモデルの型の話に入っていきます。
<3月の開催概要>
◆日時→希望者で調整します
◆テーマ:7種類22分類のビジネスモデルの概要の動画を3月1日にアップした上で、アンケートをとって一番希望の多かったビジネスモデルの型を深めます
◆費用:月1500円(22歳以下の学生は月1000円)
※月額会費制で2月までに登録された方は、月1500円(22歳以下の学生は1000円)となりますが、3月以降は値上げする予定です
※支払い方法はpaypalを想定、詳しくは個別に連絡させていただきます◆費用の内訳
◇月1回オンラインイベント参加(参加できない場合は議事録などを共有する予定です)
※人数が多ければ複数回に分けて開催する可能性もあります◇アイデアを具現化していくための実践サポート
◇こむすぽグループを使った発信権利(希望があれば、webメディアこむすぽでも発信します)
◇こむすぽグループの企画運営参加権利
⇒発信や企画運営を通じて、ニーズの理解にもつながります◇これまでに開催した講座のスライドや動画提供
⇒特にインプットしたい方におススメの内容です。現時点で、昨年度開催した
・社会的起業の実践
・カリスマ性のいらないコミュニティ運営法
・お金をかけないweb集客法
以上、3つの講座(合計8000円相当)を見られますし、今後も月1の頻度で新しいコンテンツを提供します
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