ソーシャルスポーツアカデミー~ソーシャルやビジネス的な視点でのスポーツの価値とは?~
昨日は4回目のソーシャルスポーツアカデミーを行いました!
昨日は合わせて13名。うち半数近くは初参加の方が占め、その中でもブラインドサッカー日本代表の方やトレーナーの方、会計士の方など様々なバッググラウンドをお持ちの方にご参加いただき、これまで参加してこられた方も新鮮だったのではないかと思います。
 
最初この会は、きゅぽらスポーツの活動や特徴の紹介から始まりましたが、最近はそこから発展してスポーツの価値について、ビジネスの視点やソーシャルな視点からざっくばらんにディスカッションするという内容になっています。
 
昨日はその前提としてまず、NPOの収益源は、
 会費/事業費/委託費/助成金/寄付金
 の5つあることや、サービス対象が
 顧客/スタッフ/協業者/支援者/他地域
 の5つあることをお話させていただきました。
 
またコミュニティビジネスとソーシャルビジネスの違いについても話をし、株式会社とNPOの2つの法人をつくって営利事業と非営利事業を分けて運営しているスポーツ組織が増えてきていることにも触れさせていただきました。
 
一方総合型地域スポーツクラブとは?の補足で、具体的によく取り組まれている活動種目や、文化活動種目の位置づけ、特色ある取り組み例として以下のような話も簡単にさせていただきました。
 
・学童保育や放課後子ども教室への指導者派遣
 ・学童保育や放課後子ども教室との協働によるスポーツ教室等の開催
 ・不登校や引きこもりの子供や、特別な支援が必要な子供のスポーツ活動の場を提供するための取組
 ・クラブから学校の体育授業への指導者派遣
 ・クラブから学校運動部活動(中学・高校)への外部指導者の派遣等を実施
 ・学校の教員を対象とした講習会の開催
 ・学校で運動部活動を実施できない種目について、運動部活動の代替としてクラブが行う活動
 ・学生のインターンシップ等により指導者やクラブの運営補助として活用
 ・大学や企業の施設を活用したスポーツ教室等の開催
 ・企業を対象としたスポーツ・健康教室等の開催(指導者の派遣を含む)
 ・企業が職員を対象として行う健康診断に対する連携協力
 ・医療費の削減を具体的な目標として掲げた取組
 ・行政の健康福祉部局や外郭団体から事業を受託して地域住民の健康づくり事業の実施
 ・20~30 歳代のスポーツ参加促進に向けた取組
 ・トップアスリート(引退後の選手等)を活用したスポーツ教室等の開催
 ・障害者スポーツと連携した取組
 ・近隣のエリアにおいて、総合型クラブとネットワークを構築し、連携・協働した事業を実施
 ・複数の総合型クラブが指導者や施設等を共有し、スポーツ教室等を開催
 
その中でブラインドサッカーと総合型クラブが連携している例はまだまだ少ないという話も出てきました。
 
その他、
 ・平日昼間の施設を有効活用するアイデアはないか?
 ・月額定額制のビジネスモデルをつくれないか?
 ・スポーツの価値だけでなく、参加者側からの価値を考えられないか?
という話も挙がり、あっという間の2時間でした。
 
懇親会にも10名の方にご参加いただきましたが、こちらに参加されている方々はスポーツが好きなだけでなく、幅広い視点で可能性を探られている方が多いなと改めて感じることができました。
 
 
次回は9月20日(金)夜を予定しています。
 どんどん新しい方にも来ていただき、皆さんで新しい可能性を探っていただければと思いますのでよろしくお願いします!


